special feature特集
2023.06.28
犬猫の平均寿命は何歳?
大切な家族である、愛犬、愛猫だからこそずっといつまでも一緒に過ごしたいと願います。
そのために生活環境や食生活など、出来る限りのことをしてあげたいと思うのが親心です。
今、犬や猫を中心とするペットたちの平均寿命はどのように変化しているのでしょうか。
2022年に「一般社団法人 ペットフード協会」によって発表されたデータによれば、
犬が「14.76歳」、猫が「15.62歳」となっています。
約10年前の平均寿命と比較すると、犬で0.89歳、猫で1.26歳の長寿になっているそうです。
品種や飼育環境によって変化内容に多少の差はありますが、全体的に「長寿傾向」にあることは明らかです。
その背景には、ペット医療の充実など病気やケガへの治療が行き届くようになっていることに加え、個々の家庭での日常的なケアがキメ細かく行われ、市場にも愛犬や愛猫のためにプラスになるグッズやフードが多種多様に揃ってきていることも大きな要因です。
「ペットフード」一つとってみても、大型品種用、小型品種用、シニア用、肥満予防などの健康志向のものなど、その子その子の年齢や状態に合ったものを手軽に選ぶことができるようになっています。
もちろん、ご家族がケアに必要な情報を熱心に調べて、正しい知識を習得しようと努力されているからこそで、愛犬や愛猫を大切な家族として愛情を注いでいる結果が長寿につながっているのです。
この先も犬や猫の寿命はきっと長寿化していくでしょう。
一緒に楽しく癒しの時間を過ごせる日々が長くなるという嬉しさとともに、より一層のキメ細かなケアも求められそうです。
catdog
2023.06.28
シニア犬の健康管理で大切なこと
平均寿命が約15歳の犬ですが、その真ん中頃にあたる「7歳~8歳」くらいからを「シニア犬」とみなすことが多いようです。
1年が人間の5年程に相当するといわれていて、8歳で見てみると小型犬~中型犬では人間の48歳に、大型犬では61歳程度にあたります。
人間でも健康管理が大きな気がかりになる世代で、体の変化に合わせた環境調整が必要になります。
シニア犬に見られる主な変化としては、目が白く濁る、口臭が気になる、筋力の低下、などなどちょっとした変化から、生活に支障をきたすものまで様々なサインがあります。
変化に早めに気づいて、生活環境や食生活を気にかけてあげる必要があります。
また、筋力や視力の変化にともなってそれまでの生活では気にならなかった危険な箇所が増えることにも要注意です。
例えば、フローリングの床で滑る、段差が危なっかしい、家具にぶつかるなどケガのリスクも高まります。滑り止めや緩衝材を取り入れるなど可能な限り危険を取り除いてあげたいですね。
そして何より毎日の食事でのケアは欠かせません。人間同様、代謝も低下してくるので脂肪が体や内臓につきやすくなります。
脂肪を抑え、消化の良いものを選び、歯や嚥下力に合わせて食事の堅さやサイズにも工夫をして、美味しく健康に、体に負担をかけない食事へと変えてあげることも必要かもしれません。
シニア期に入ってから、どのような食事や環境が与えられるかが長寿の秘訣にもなるとも考えられます。ちょっとした変化に早く気づき、食事に気を配り、危険の少ない環境を作ってあげることが 大切な愛犬にとっての幸せにつながりそうです。
dog
2023.06.28
ペットの“ごはん”にNGはある?
美味しそうに、嬉しそうに“ごはん”を食べる愛犬や愛猫の姿を見るのは、とても微笑ましく癒されるものです。
家の中で一緒に過ごしているならなおさら、ご家族の食事中に視線を感じてついつい何かを食べさせてあげたくなることもあるかもしれません。
愛犬や愛猫に何を食べさせてあげるのがOKで、何を与えるのがNGなのか、
これは一緒に過ごすご家族がしっかりとチェックしておかなければならないことの一つと言えます。
犬か、猫か、大きさや年齢などによっても差はありますが、
環境省のホームページ「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」
をはじめ、専門家によるたくさんの情報提供がされているので正しい情報をチェックするようにしましょう。
人間も一緒ですが、「塩分・糖分」の摂り過ぎには特に注意が必要です。
人間が食べている加工品などは塩分を多く含んでいることがあり、ハムやかつおぶしなどついつい食べさせてしまいそうなものも要注意です。
また、甘いものが好きな犬は積極的に欲しがってくることがあったり、甘みを感じることができない猫は糖を分解することができないなど、愛犬や愛猫が欲しがったりよく食べるからといってむやみに食べさせないようにすることが大事です。
そして一般的に与えるのがNGとされている食材としては、タマネギやニンニクそしてこれらを含む加工品、チョコレート、鶏肉の骨、皮を含むブドウなどが挙げられています。 この他にも気を付けなければならない素材や成分がありますので、愛犬や愛猫のためにしっかりとチェックしておきましょう。
catdog
2023.06.28
世界最高齢のワンちゃんは31歳に!
犬猫30年Projectsでは、愛犬愛猫の30歳寿命をイメージしてプロデュースや情報提供を行っています。
実際の犬猫の平均寿命はその半分程度。それは人間に換算すると、15歳の犬では、中型~小型犬で76歳、大型犬では110歳に相当し、15歳の猫では76歳に相当します。
それが30歳になるということは…。
しかしながら、先日2023年5月11日に喜ばしい記録が更新されたと発表がありました。
それは、「世界最高齢の犬が31歳の誕生日を迎えて、ギネス世界記録を更新した」というもの。それまでの最高齢犬23歳という記録を大幅に更新して史上最高齢となったのです。
ポルトガルの「ボビ」という犬で、健康状態も良好なんだそうです。
23歳の記録は小型犬のチワワだったのに対し、ボビは大型犬で31歳ということで、より驚異的な記録です。
ボビは本来家畜を守るために働く犬種だそうですが、最近ではゆったりとした日々を楽しんでいるそうで、
ご家族によると「味付けしていない人間の食べ物を与えていること、ボビが育った静かな田園地帯をいつも自由に歩き回っていること」が秘訣なんだとか。
とはいえ、同型犬種の2倍程も長生きしている要因については専門家も「遺伝子レベルの幸運」と評価するほどだそうです。
とはいえ「犬猫30年寿命」がまったくの奇跡ではなくて、可能性も実例もあるということ。
大切な家族である愛犬愛猫と一緒に過ごす時間を、もっともっと楽しむことができることは本当に幸せなことです。しかも健康に長生きできるならなおさらです。ぜひぜひ叶えてあげたいですね。
catdog
2023.06.28
愛猫の水分管理も忘れずに
愛犬愛猫の食事とともに大切なのが、水分摂取のコントロールです。
体の60~80%を占める水分のうち、約9割は飲み水や食べ物から摂取している猫たち。
特に猫の場合、死因の2位が「腎不全」となっていて、腎臓の不調が起こると水分をあまり摂らなかったり、逆に過剰に摂ろうとしたりする変化が現れます。
愛猫の水分管理についてですが、猫の場合、「体重1㎏につき 1日50~60ml」の水分摂取が目安とされています。
この中にはキャットフードに含まれる水分量も入っていて、ドライフードかウェットフードかによっても食事から摂取できる水分量は異なってきます。
猫は元々砂漠地帯に住む生き物だったため、少ない水分でも生きられるという性質があるとも言われていますが、現代の室内で生活している愛猫たちにとっては必要な水分のコントロールをしてあげることが必要です。
摂取水分が少ないと尿の量や回数も少なくなり、体内の老廃物や不要な塩分糖分の排出が低下してしまい腎臓をはじめとする体への負担が大きくなる心配があります。
「あまり水分を摂らないな…」「やたらと水分を欲しがってるな…」といったチェックをしてみましょう。
あまり水分を摂ろうとしない場合には、水の温度を調整する(冷たすぎない)、水飲みの容器を変えてみる、水の種類を変えてみる、水道の蛇口から水滴を流して見せてみる、といった工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
好奇心をくすぐりながら、体に必要な水分をしっかりと摂取できるように見守ってあげましょう。
catdog
2023.06.28
愛犬のベスト栄養バランスは?
愛犬の健康管理で欠かせないのはバランスの取れた食事です。
人間にも体に必要な「5大栄養素」(最近では7大栄養素とも言われることもありますが)があるように、犬たちにとっての必要栄養素もあります。
犬の必要栄養素も人と同様の「5大栄養素」と言われています。
「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」の5つです。これに「水」をプラスして「6大栄養素」とされることもあります。
同じ栄養素が必要であっても、その割合には違いがあります。
5つの中でも特に「3大栄養素」とされている「炭水化物」「脂質」「タンパク質」で比べてみると、
人の場合・・・炭水化物 58 %、脂質 25 %、タンパク質 17 %
犬の場合・・・炭水化物 57 %、脂質 18 %、タンパク質 25 %
というデータがあり、犬にとって「タンパク質」が断然多く必要なことがわかります。
筋肉、毛、皮膚、ホルモンなどを作るアミノ酸を含むタンパク質が不足すると、免疫機能の維持にも影響したりするため十分に摂取する必要があります。
特に体内では生成されないアミノ酸については、食事から摂る必要があり「必須アミノ酸」と呼ばれ犬の場合は約10種類もの必須アミノ酸があります。
ドッグフードなどを適切に食べさせてあげることで、バランス管理はしやすくなっていますが、偏った食事やドッグフード以外にあげている食べ物などがあれば、バランスを考えて調整することも必要です。
健康な体、筋肉、毛並みなどに影響を与える「5大栄養素」のバランスに気を付けて美味しい“ごはん”を食べさせてあげたいですね。
catdog